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健康 最小血圧の降下は危険信号

最小血圧の降下は危険信号を告げるサイン

前回の続きです。

40代や50代では平均血圧が高血圧の重要な指標になるのですが、60代以上は事情が少し変わります。

実は、60代以上になると最大血圧は年齢とともに上がっていくのに対し、最小血圧はしだいに下がってくることが多いのです。 

これは次のような理由になります。

動脈硬化は、末梢血管から太い動脈へと進行します。

40代~50代までなら動脈硬化が末梢血管でとどまっていたとしても、60代になれば太い動脈も硬化しやすくなります。

通常、太い血管に柔軟性があれば、心臓が収縮したときは、最大血圧値から最小血圧値を引いた「脈圧」という値は大きくありません。

しかし、太い血管の動脈硬化が進むと、心臓が収縮したときに太い血管に血液を送り出すときの脈圧が大きくなります。

これは、大きな血管が硬くなればなるほど大きくなるのです。

その結果、血圧の幅が広くなって、最大血圧は高くなり、最小血圧は低くなる結果を招くのです。

そして、太い血管が動脈硬化でしなやかさを失えば、心臓が無理に血液を送り出そうとするため、最大血圧は高くなります。このように太い血管の動脈硬化が引き金になって、最大と最小の血圧差が大きくなる状態が起こるのです。

したがって太い血管の動脈硬化の度合いは、脈圧という数値から推定できます。

脈圧は「最大血圧-最小血圧」で求められます。

ちなみに健康な人の脈圧は、60以下が目安となります。

太い血管の動脈硬化が進んで脈圧が大きくなれば、心臓病を起こす危険性が高くなります。

特に、最大血圧が140以上で脈圧が65以上の人は、早急に高血圧の改善に努める必要があります。

 

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